高性能と信頼性は2,300 V、3,300 Vおよび4,160 Vの中圧電動機用速度変換と出力1,000 cvまでの小型ラインを含む幅広いソリューションによって保証されております。その結果、ユーザーは購入、導入、設置、電力消費等に関する価格、物理的スペース等を考慮し、最も適したソリューションを自由に選択することができます。

MVW01は、6.5 kVのIGBTを使用した構造に最小限化された電力部品による耐久性と安全性を加味し、最新技術を駆使したコンパクトなソリューションを通して中圧インバータ用の最先端技術を提供し、機器に対して高い信頼性と簡易性を保証します。NPC多層トポロジー(中性点クランプ式、3/5レベル)は電力部品の直列接続を必要とすることなく電動機への出力波形と電力部品数との最適なバランスを可能にします。

極低ロスおよび周辺機器の簡易性等、低圧インバータにおいて好評を得たIGBT固有の特性により、周波数インバータは微小な放熱と高性能(97%、通常状態では99%に到達)を発揮します。

入力整流器を12または18パルスに設定することで、高調波電流を微小レベルに低減し、電源ラインにおいて高力率を提供し、IEEE519規格に対して完全に適合しております。MVW-01は制御段階において高性能の浮動小数点演算を含む32ビットのプロセッサー(64ビットバス)を使用したマルチ処理アーキテクチャを内蔵し、電動機の制御において高い効率を保証します。

中圧インバータの使用を啓蒙する目的で、MVW-01はWEGの低圧インバータ・シリーズと同じプログラミング理念に従っております。低圧インバータ・シリーズのIHMと同じ基準を採用することで、特殊な教育または別売ソフトウエアを必要とせずにパラメーター化を著しく平易化します。また、ドライブをパラメーター化するWEGソフトウエアで、全シリーズのWEGドライブに対応するスーパードライブを通してパラメーター化することもできます。

電力エレメントの組立て・交換を迅速化するために、IGBTモジュールは抜取り可能な個別ラックに組み込まれた3アームのインバータに分かれており、夫々、電動機の各相に対応します。予備部品を標準化して個数を低減し、また、当該部品の在庫購入費用を削減する目的で、制御部品および電力部品は様々なサイズのインバータ間での互換性を有しております。上記ラックが持つ高度な機械的実用性によって3分以内にラック交換を行うことができます。
ラックは空冷式または水冷式を提供することが可能で、本製品の多目的性を更に拡大します。

主な特性
ライド・スルー(Ride-Through)/フライング・スタート(Flying-Start)
アラームおよび故障
スーパードライブ
トレース機能
未接地での稼動