WEG社は、変圧器の生産に向けた新規工場によってメキシコでの生産を向上。
WEG社は高容量変圧器の生産に向けた新規工場をメキシコに開設。敷地総面積78,800平方メートル、建物面積10,500平方メートルの工場において、今年だけでも37基の変圧器が製造されます。総額3,100万ドルが投資されたこの新工場はメキシコWEGの本社から約500メートル離れたメキシコ州のウエウエトカ地区に建設されました。
2008年3月に着工し、今年4月に完成。第1基目となる変圧器は既に生産段階に入っており、このプラントは最大出力550kV、300MVAまでの変圧器を製造する能力を持っています。「弊社の目標は、ここ2~3年の間に年間240基を生産することです。」と、メキシコWEGのマーケティング・コーディネータEnrique Israel Rodríguez氏は語ります。彼は、このプラントの建設は市場拡大による結果であり、納入期間の短縮と物流的課題を低減させるメリットを提供しますと説明。
これまでは、メキシコにおいて他の企業が製造してきた変圧器の台数では国内市場および周辺地域市場の全需要に対して十分に対応することができませんでした。この需要はメキシコ、米国、カナダおよび中米諸国のセメント、石油化学、採鉱および発電所等の大手企業によるものです。今後は、新しい製品ラインで国内生産を補完するメキシコWEG変圧器も対応を開始します。そのために、同プラントには効率的で迅速な生産を可能にする最新設備と完全な構造が準備されております。現在の操業開始段階においては87社の協力を得ており、生産の向上に伴ってその数を倍増する予定です。
世界的な存在
WEG社は、この新しい工場以外に、メキシコにおいて低・中電圧電動機、発電機および制御・自動化パネルの生産プラントも持っています。WEGのブラジル本社、ポルトガル、アルゼンチン、中国とインドの工場、更に5大陸に所在する21の支店は、WEG社が世界的な存在であることを実証するものです。