トロリー・バス
約25年間の耐用年数を持つトロリー・バスの特徴の一つは、高出力、軽量、経済的なインバータ&電動機セットです。電動バスとして親しまれるトロリー・バスは、外見上、他のバスと変わりません。しかし、その大きな特異点は架空線から受け取る電力で稼動するモータ(インバータ付き)です。
市民の日常生活において乗合交通が欠かせない大都会では、トロリー・バスは省エネへの最適なソリューションであり、更に、内燃機関が発生させる粒子を排出しないため、大気汚染を減少して環境を改善するための最適なソリューションです。また、従来のバスと比べ、静かであることから、より快適な移動を提供します。
WEG社は、この用途に向けた出力185kWまでの駆動モータ(三相、完全密閉)のオプションを追加しました。小型・軽量で、水冷式の鋳造本体。電動機の重量のみでも、400kgの減量となります。
Busscar、Tutto、Eletra、Ibrava等、トロリー・バス製造会社であり、WEGのパートナーでもあるこれらの企業に対して、WEGは自社の製品とソフトウエアを開発し、顧客各社へのソリューションに適合させるために技術陣の取組みと配置を積極的に行っております。これらのバスに対するWEG社の主要素はpowertrain(交流駆動モータおよびPLCのマイクロプロセッサーによるベクトル制御周波数インバータ)です。
ハイブリッド・バス
この用途に向けた出力185kWの駆動モータと600AのCFW09ベクトル制御インバータが、強固で、発進時にバスがタイヤのスキール音を発生させるほどの力を持つpowertrainを構成します。しかし、通常稼動においては、必要以上の損耗を避けるために、最大トルクを制限しております。更に、駆動システムには、バスの駆動システムと補助機能にエネルギーを供給するためのバッテリー群を充電する発電機(アルコールまたはガス)が装備されております。
この種の車両は、拡張して二重連結式にすることも可能、即ち、2個のじゃばらを設置し、300人まで輸送することができ、従来のシステムと比べ、汚染物の排出が80%低下し、燃料消費も50%低減します。
路面電車
国家芸術歴史財産院によって文化財に指定されているSanta Teresaの路面電車はRio de Janeiroの宝です。観光客専用と誤解されがちですが、この路面電車はSanta Teresa区および近郊の住民にとっては、主要な交通手段です。
WEGにとっては、当市の路面電車改造に参加することで、伝統ある歴史の一部となることは誇らしいことです。新しい車両は各70kWの特殊駆動モータを2基と450Aの駆動用インバータを搭載しております。
未だRio de Janeiroをご覧になって無い方は、その節には必ずSanta Teresaの路面電車に乗り、山の上から眺めたcidade maravilhosaの素晴らしい景色を満喫してください。