[未来へのハイウエイ]をスローガンとする東南アジア最大の高速道路は、今年、2008年下半期に開通された。片側3車線を持つ往復道路KPE (カランパヤ・レバー・エキスプレスウェイ)は、シンガポールを北から南へ横断する。
増加し続ける住居、商業、工業分野における需要に対応し、都市の両端間の距離を25%以上短縮するものと期待さている。全長約12キロのうち、9キロは地下道であるため、KPEは東南アジア最長のトンネルを有することになる。
自動車から排出されるガスは有害物質であるため、トンネルにおける最も重要な課題の一つは換気であり、交通状況に適合した空気の可変流量が要求され、緊急事態において稼動を維持できる換気システムが求められる。55kW〜75kW範囲内、1500rpm、469VのTEAO縦型モーター49台がFlack Woodsジェット・ファンを駆動してトンネル内部の換気を補助する。トンネルには換気タワー6基が設置され、各タワーには、トンネルの肺である54台のFlack Woods – TVF(トンネル換気ファン)を駆動するために345kW〜520kW範囲内、1000rpm、6600VのTEAO縦型モーター9台が設置されている。
このプロジェクトは、シンガポールの発展をサポートするために適切なインフラ整備を提供するという政府公約の一環である。トンネル工事のために河川の流れが変更されたが、工事終了時には、全て本来の位置に戻された。工事が完了し、徐々に交通に開放された高速道路の工事は7年間に及んだ。
プロジェクトの詳細は http://www.kpeunderground.sg/ をご参照ください。
